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勇者の守護者〜誰かのために出来る事〜  作者: Dr.醤油煎餅
第三章 勇者の準備
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49話:男子の浪漫

 ジン達勇者の守護者は休日が被ることが多く、よく一緒になって遊んでいる。

 そんな中で一番やっていることは模型作り。子供の頃見た特撮の景色を魔法を利用して再現したりするのが今のブームだ。暇な大人の無駄な趣味だが、上手くできたのはトウキョウのどこかに飾って隠れた名所として活躍している。


「よーし、出来た」

「こっちにつや消し頼む」

「ほーい」


 また別の趣味として合体ロボを実際に作って動かしてみるのも流行っている。本物の鉄鋼を使って、超合金のロボットを作っているのだから。質感も大変リアルでかなり手の込んだ加工を施されている。


「いやー、作ったは良いけど。飾るところがないよな」

「博物館でも作るか?」

「金の無駄だろ」

「商業区の一つにただデカい建物あったろ。アレを金出し合って買い取って、そこで運営してみるか?」

「維持費と人件費で金が飛びそうだなー」

「じゃあ、見送りで」


 ジン達が作っているロボは電子回路が積まれているわけでは無く、魔石を各関節に仕込んで魔力を操作して動かせるようにした鉄鋼魔道具人形だ。外観がSFチックなのは否定はできないが、使われている技術は魔法から来ている。

 守護者の男衆のこの趣味には問題があった。作った後の始末、飾る場所の問題だ。調子に乗って作りすぎて案山子にも慣れない合金人形が量産されていく。その為、作ったは良いが異様な造形の人形を飾る場所が見つからないのだ。

 そのため、作っているとアスタルテからおしかりを受ける事もしばしば。


「いつも言ってましたけど、これ、何処に置いておくんです?」

「それは、………決まってません」

「そうですか、ではどうするので?」

「ええと、その、保管しておきたいなって」

「ほう、何処に?」

「はい! 勝手に増産してすみませんでした!」


 その後は全員がアスタルテからの鉄拳制裁を喰らって、製造した鉄鋼人形はジンのインベントリの中に入れた。

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