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勇者の守護者〜誰かのために出来る事〜  作者: Dr.醤油煎餅
第三章 勇者の準備
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44話:ジンの従魔達

 ジンには従魔が4体(4匹?)いる。

 二級迷宮【天使の忌み地】で仲間にした天魔のセフィラ、ニホン商会に併合した元四つの小国の領土にいたスライムのヌルとオオイエカリのイリ、特級迷宮【地獄の城塞】にいたスケルトンのレスの四体がジンの配下となっている。

 セフィラは普段は兵士に交じって槍を振っている。基本の動きはジンが教えた動きをベースにしていて、スキルの力を組み合わせて近、中距離をカバーできるように戦えるようになっている。

 そんなセフィラは暇なときはジンの家でゴロゴロして、家にジンがいないときは畳のめを数えたりしているが、ジンがいるときは彼に甘えてゴロゴロしている。顔の表情は変わらないが彼女は結構甘えん坊だ。


「お前さんはいい加減自活を覚えねばならんぞ」

「いーやー」


 自活させたいジンと、甘えていたいセフィラの静かな攻防はジンの家で時々繰り広げられている。


 オオイエカリはイエカリというヤドカリに似ている魔物が進化した種で、ニホン商会ではこの種を従魔にしてトラック代わりに運用している。主に転移魔方陣で飛ばせなかったり、トウキョウ内での生鮮食品を運んだりしている。イリはその中の一匹でジンが殻を改造して移動型の別荘にしている。偶に、遠方に遠出するときは別荘として利用しているが、普段は固有スキル【自己調整】で小さくなって家の水槽にいる。ジンが遠出するときだけはそこから取り出し、連れて行っている。


「ほーい、ご飯だぞー」

「…♪」


 ジンのあげている餌を美味しそうに食べているイリ。表情は分かりにくいが、動きから喜んでいるのが分かる。


 スケルトンのレスは地獄の城塞上層で出会った。特に特徴もない種族である。戦闘以外で働く気のないセフィラの代わりを務めさせるために仲間にしている。頭脳労働の担当だ。

 ただ、メリアとナタリーに任せたのが少し失敗だったと感じた。魔法関係に強く頭脳労働にも強くなってはいたが、呪いや自分と同じスケルトンの力を吸収し続ける事で不死の王(ノーライフキング)になっていた。


「お前は出世頭だな」

「ありがとうございます」

「必要なら、専用部屋も作るけど?」

「いえ、ここで家庭菜園しながらフラフラするのが好きなので」


 魔法の研究をするレスの為に専用の部屋をジンの家の中に用意しようと言ったが断わられた。レスの最近の趣味は家庭菜園でトマトやニンジンを育てる事、最終的にはフルーツを育てたいらしい。


 ヌルは特に変哲もないスライムだ。スライムと言えばこの世界では雑魚に分類されるが、雑食で基本的に何でも食べ、進化先が多く、核が傷つかない限り死ぬことは無い。初心者冒険者向けの弱い魔物だと知られている、排泄物やごみ処理なんかをしてたりする。

 そんなスライムのヌル。ジンが捕まえた時にヌルヌルする粘液を出してきたのでその名前を付けたのだ。その粘液は人体に無害だと分かったのでローションとして大人のお店で使ったりしている。スライムローションは案外好評で隠れて買う貴族もいた。

 そんなある日、スキルの練習をしているとヌルを巻き込んでしまった。


「あっ」


 雑食のスライムは練習していた、【怪人の御手】と【暴食】の能力により出てきていた物質を食べてしまった。その結果、トンでもないモノが誕生してしまった。


「えー、進化した」


 ヌルは【スライム】から【怪体(モンスター)暴食(グラトニー)粘生体(スライム)】に進化してしまった。暴食の能力を獲得し、他にもいろいろ能力を手に入れていた。その一つに。


『主ー』

「喋れるようになったんだなー」

『そだよー』


 アスタルテのテレパシーと似た能力。念話を獲得してきた。もっと研究すれば色々出来るようになるだろう将来が楽しみな子が此処に誕生した。

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