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勇者の守護者〜誰かのために出来る事〜  作者: Dr.醤油煎餅
第三章 勇者の準備
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33話:訪ねてきたのは?

 襲撃から一ヶ月後。ニホン商会は襲撃してきた各国の政体を解体し終えて全てを統治下においた。その間、少し忙しくなったものの武力に物を言わせて黙らせた。元々失策や搾取で貴族の権威も落ちていたのでニホン商会の参加に下ってよかったという声も多くある。

 それはさておき、ジンは商会の仕事だったり防衛用の人員を修練を積ませたりと、商会の拡大を進めている。小国を沈めたおかげもあってか、ある程度立場を持って相手と交渉できるようになった。


「あー、これで、完・了・!」


 ジンは体を伸ばして肩を解す。現在、ジンは出店と流通の手続き関連の書類を急ピッチで進めて、今それが終わったのだ。

 そしてここからは面会の求めに応じていく手はずだが、ジンの年齢的に会うと舐められるのでほぼユリネと爺さんに任せて後の仕事はないことになっている。

 とはいえ、終わったのはあくまで商会の仕事だけなので、冒険者の仕事はあったりする。


「ええと、獣王からか。後回しは面倒だな………」

「リョウ様、お茶が入りましたよ」


 アスタルテがお茶を淹れて持ってきてくれた。仕事に関してはまだかかるが区切りは付いたので一服することにする。


「ふぅ………美味しい」

「ありがとうございます」


 そう言えば、仕事をしている中でアスタルテにも言っておいた方が良いことが出て来てた。


「他の守護者っぽい人達が見つかったぞ」

「本当ですか?」


 目を見開いて驚くアスタルテ。


「と言っても、年齢に合わない能力を持っている集団が複数いるっていう感じだけど」

「私達も似たような感じですから、それでそうなんじゃないかと?」

「うん。獣王国と皇国で俺と同じ位の年齢の子が特級冒険者に成ってんだ」

「それはそれは。何といえばいいんでしょうね」


 アスタルテとしては他の守護者が予想通りなら特に親しくしていた記憶はないので、見つかっても良かったねくらいしか頭に思い浮かばない。


「厄介事が起ころうとしている」

「………それは、一体?」


 ジンはスッと四枚の紙を渡してきた。そこには四枚それぞれに9人の名前が書かれている。


「見た事ない名前が並んでいますね」

「年齢の平均が14歳くらいで、平均レベルが300前後。俺より強そうなのもいる」

「悪夢ですね」

「因みに移住希望者だ」

「働きたいって事ですかね」

「まぁ、まんまな名前を付けたからね。そこから興味持ってきてくれたって事かね?」


 商会の名前は【ニホン商会】。日本人なら興味を持たない訳がない。つられてやって来てくれるのを期待していたので、この結果は上々と言える。


*  *  *


 取りあえず、ジンは気になった集団のそれぞれのリーダーを呼び出して話を聞いてみることにする。トウガも同席させた。手元には入居希望に当たって提出させた資料がある。


「初めに申し上げておきますが。皆さんのココへの入居に関しては確定しています。今回の面接で合否が変わることは無いのでご安心ください」

「ありがとうございます」


 返事をしたのは室内で最年長らしき少年。と言っても、身長から見てそうだというだけだ。年齢は全員が12歳だ。他の三人は緊張しているといった感じ。ジンは早速、彼らの事を鑑定で確認してみる。

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