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ライバル的存在
翌日、坂田高校 本館 二階 二年一組にイザヨイシャイニングと剛田はいた。
「いや〜、昨日はどうなることかと…」
「ダーリンの告白…俺は…別に…」
「ショウヤにはもう会いたくないな」
剛田の華麗なスルーにイザヨイシャイニングは腹を立て両肩を思い切り握った。
「………!!」
剛田は悶絶してしまった。
すると、担任の下北沢が教壇に立った。
「点呼は面倒だからいいか……あー、今日はお前らいるな。 ……坂田は今日もいな…」
「すんません。遅れました」
下北沢の声を遮るように教室に身長が二メートルに届くかの大柄の男が入ってきた。
「坂田!」
それは、この学校の校長の孫にあたる坂田 翔鬼であった。
「田中…」
その目にはイザヨイシャイニングが綺麗に映っていた。