17/20
無慈悲の戦士
「ダークサイドカーター」
しかし、イザヨイシャイニングにはネーミングセンスが皆無であった。
鎌を大きく振るう。神の加護による力で、警備兵はその風圧で吹き飛んだ。
「ひえぇーー!!」
「化け物ーー!!」
あたりにいた一般人は慌てふためき逃げて行く。
「あら、良い男が……来なさい私の下僕!!」
ショウヤの叫びに黒煙と共に現れた裸体のおと……ミノタウロス。
「………あら、良い筋肉してるじゃない」
「先に行ってるぜ。いけ、ロリハイヤー号!!」
そんな光景を見ないように原付を走らせる後藤。
速度にして100km/hは超えている。
城の方から爆発音が聞こえる。
黒い鉄球がこちらに向かって降り注ぐ。
「エアブラスト……」
しかし、空中坂田の魔法により破壊。
「サン……」
そして、坂田は何かを呟く。
城の上に何か太陽のような眩い火の玉が浮いている。
「バースト…」




