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神の加護
「それでは、あなた達に神の加護を授けますのでこちらへ」
サラベルに案内されるままに一つの部屋に移動した。
「ここにある魔法陣の上に立って下さい」
そこには全く同じ陣が四つ描かれていた。その上に各自立った。無論、剛田は原付に座っている。
「皆様心の準備はよろしいでしょうか。少し気が飛んでしまうことがあるのでお気をつけて」
「「「「???」」」」
刹那、全身に電撃が走った。そして、ぷつんっと切れた。
目覚めは悪くは無く何時もに増してクリアだった。
「……これで神の加護を?」
辺りを見渡すと三つの肉体が転がっていた。
「シャイニング様、ステータスボードに手を置いてくれますか?」
サラベルに声をかけられ、黒板の様に壁に張り付けられた大きな黒い板に手を置いた。
スキル 身体能力向上
…………普通。




