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夢の心63
「だからこそ貴方は生き返ろうとあがいているのです。その道標が私なのです」と女性が強く主張した。
女性が言った。
「でも貴方は自分が美しい桃の花の心である事は認めたのではありませんか?」
私は答えた。
「それはそうだけれども、僕は狂った自分自身の心を信じられないのと同じく、僕自身が作ったこの夢の迷路も信じられないと言っているのです」
黒い闇の声がほくそ笑み言った。
「そうたな、お前は虐められ狂い自殺して、この狂った夢の迷路に入り、益々狂っているのだから、お前は既に死んでいるのだから、単純明快その快楽に身を委ねて闇の無として、美しい桃の花の心になればいいではないか?」
私は答えた。
「そうか、僕は既に死んでいるという発想もあるな」
女性が再度強く主張した。
「だからこそ貴方は生き返ろうとあがいているのです。その道標が私なのです」




