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夢の心53
私は女性の言葉に賛同した。
私は女性の言葉に賛同した。
「成る程、理窟ではそうなりますね」
黒い闇の声が苛立たしく言った。
「お前は死にたいから自殺したのではないのか、だったら何故そんな事を言うのだ?!」
女性が私を弁護するように言った。
「だからこの人は生きようとしているのですよ」
黒い闇の声が怒声を上げた。
「だったら何故こいつはここで死にかけているのだ?‼」
女性が言った。
「だからこの人の魂は生死の堺をさ迷い迷っているのが今の状態なのです」
私は再度女性の意見に賛同した。
「それは間違いない事実だと思う。僕はここに来て、生きようか死のうか迷っているのが、今の状態だと思います」




