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夢の心431
「た、の、し、い、で、しょ、う、あ、な、た」と妻が残忍に言った。
妻がせせら笑い言った。
「この状況は貴方が招いた、自業自得の業罰エクスタシーならば、それを楽しめば、い、い、の、よ、あ、な、た」
私はひたすら逆らい叫んだ。
「うるさい、俺は信じない、ちーちゃんは生きているんだ、ちーちゃんを出せ!」
妻が嘲笑い言った。
「例えばちーちゃんが今貴方の目の前に現れても、がんじがらめの貴方に何が出来るの、教えてくれない、あ、な、た」
私は強烈な快楽に逆らい叫んだ。
「うるさい、ちーちゃんを出せ!」
妻が嘲笑い言った。
「快楽は苦痛に繋がり、その快楽は苦痛があるからこその快楽ならば、無上の苦痛こそが、そのエクスタシーを支えているのだから、愉しむしか、な、い、じゃ、な、い、あ、な、た」
私は喚いた。
「ち、ちーちゃんを出せ!」
妻が愉快そうに高笑いして残忍に言った。
「た、の、し、い、で、しょ、う、あ、な、た」




