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夢の心413
妻の声が夢の迷路の女性の声に変容した。
妻の声が夢の迷路の女性の声に変容して言った。
「そうです、貴方はひたすら辛抱して、ちーちゃんを助けるしか道はないのです」
私は夢の迷路の女性の声に黒い闇の声が入り混じっているのを聞き逃さずに言った。
「貴様は黒い闇の声ではないか、嘘をつくな!」
夢の迷路の女性が答えた。
「信じる信じないは貴方自身の判断ですが、とにかく今は貴方自身の最後の戦いですから、辛抱するしかないのです」
私は間を置き沈思黙考してから言った。
「分かった、耐え抜けばちーちゃんを助け出せるのだな?」
夢の迷路の女性が答えた。
「そうです、私を信じて辛抱して下さい」
私は息をつき答えた。
「分かった┅」




