396/437
夢の心397
漆黒の黒い闇が自我崩壊の白い闇に変わった。
黒い闇の声がうそぶき言った。
「お前の今眼前に広がる漆黒の闇を変えてやろう」
黒い闇の声の通り、私の眼前に広がる漆黒の闇が真っ白な闇に変容して、私はその白い闇の自我崩壊する恐怖に思わず絶叫した。
だが心底恐れていた自我崩壊は起きず、前にも増して全身にまとわりつく快楽が増して、私はそのエクスタシーに忘我し喜悦の笑みを洩らした。
それを見て黒い闇の声が言った。
「俺は黒い闇の快楽であるのと同時に白い闇の快楽でもあり、そして俺はお前の心の反映、お前自身の心なのだ。だからお前は自身の心に嘘をつく欺瞞は止めて早くその快楽に埋没するのが賢明なのだ。分かるな?」
私が頷き納得しそうになったその時、ちーちゃんが言った。
「パパ、眠いよ、助けて」
私は白い闇の快楽を再度かなぐり捨てて叫んだ。
「ちーちゃん、眠っちゃ駄目だ!」




