表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢の迷路  作者: 岩本翔
381/437

夢の心381

「あの子を助けたいと強く念じるしかあるまい」と私は自問自答を繰り返した。

「家族を棄てた罪の償いをしたいのか?」


私は再度涙を拭い答えた。


「違う、親としての当然の義務を果たしたいだけだ」


「しかし、あの光景は夢の迷路の光景ならば、単なる夢幻泡影の可能性もあるではないか、それでもお前は助けたいのか?」


私は明言した。


「あの助けを呼ぶ声は本物だ」


間を置きもう一人の私が言った。


「だがお前はこの夢の迷路の中では全く無力ではないか、どうやって助けるのだ?」


私は沈思黙考してから答えた。


「それを強く念じるしかあるまい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ