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夢の迷路  作者: 岩本翔
359/437

夢の心359

「もう勘弁してくれないか┅」と私は泣き笑いの表情を浮かべて言った。

私は自殺する意気地が無いのならば、殺して貰う選択肢を見出だし、その悦びを再度ひた隠して言った。


「殺してくれ」


妻が答えた。


「そんなの出来ない相談なのは貴方が一番知っているじゃない」


私は言った。


「もう君は僕を十分責め苦しめたじゃないか?」


妻が答えた。


「まだまだよ。貴方にこの無間地獄の塗炭の苦しみを味あわせて上げるわ」


私は言った。


「僕が心の底から謝っても無駄か?」


妻が頷き答えた。


「無駄よ。苦しめるのはまだまだこれからじゃない」


私は背筋に悪寒が走り言った。


「もう勘弁してくれないか┅」

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