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夢の心356
「当たり前じゃない」と妻が答えた。
私は妻の言葉を聞いて閃いた。
つまり私は責め苦に抗うという意味で妻の前で死ねば良いのだと。
根拠は無いが抗う意味で私はその直感に従う事にした。
私は言った。
「君はどうしても僕を苦しめたいのか?」
妻が不敵に微笑み答えた。
「当たり前じゃない」
私は言った。
「僕が死んだら復讐出来ないからか?」
妻が答えた。
「当たり前じゃない」
私は尋ねた。
「死んだらどうするのだ?」
妻が答えた。
「死なせないわ」
私は言った。
「君は神か?」
妻が答えた。
「貴方に復讐する神よ」




