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夢の迷路  作者: 岩本翔
356/437

夢の心356

「当たり前じゃない」と妻が答えた。

私は妻の言葉を聞いて閃いた。


つまり私は責め苦に抗うという意味で妻の前で死ねば良いのだと。


根拠は無いが抗う意味で私はその直感に従う事にした。


私は言った。


「君はどうしても僕を苦しめたいのか?」


妻が不敵に微笑み答えた。


「当たり前じゃない」


私は言った。


「僕が死んだら復讐出来ないからか?」


妻が答えた。


「当たり前じゃない」


私は尋ねた。


「死んだらどうするのだ?」


妻が答えた。


「死なせないわ」


私は言った。


「君は神か?」


妻が答えた。


「貴方に復讐する神よ」

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