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夢の迷路  作者: 岩本翔
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夢の心254

「僕は寝ていたのか?」と私は妻に尋ねた。

私は死の恐怖にかられ、狂おしくあらんかぎりの声で絶叫を上げた。


すると私は私の絶叫が私の脳細胞の絶叫なのを客観的に、落ち着き払い、見つめている不条理な感覚の本に、無数の細胞が震えながら白い闇を振り払っているのが見えた。


白い闇の声と白い闇が消え去り、私は妻の目の前で瞼を開き目を覚ました。


妻が横たわっている私に向かって言った。


「あら、又死ななかったの?」


私は尋ねた。


「僕はここで寝ていたのか?」


妻が頷き答えた。


「ええ」



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