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夢の迷路  作者: 岩本翔
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夢の心35

闇の恐怖に怯え「やがてお前は意識を失い、自我が崩壊して死ぬのさ」と黒い闇の声が言った。

私は喚いた。

「貴様は誰だ!」

黒い闇の声が低い声で答えた。

「俺はお前自身の心の声さ」

私は涙声で抗った。

「嘘だ、そんな筈はない。僕の心は美しい桃の花の心ならば、貴様のような死に神ではない」

黒い闇の声が低い声でせせら笑い答えた。

「お前の桃の花の心の正体が俺なのさ」

私は混乱動揺して震えるままに答えた。

「そ、そんな筈はない」

黒い闇の声が畳みかけて来る。

「それが真実なのだから仕方あるまい」

私はすすり泣き言った。

「僕はこれからどうなるのだ?」

黒い闇の声が腹に響く低い声で答えた。

「やがてお前は闇の恐怖に意識を失い┅」

私は固唾を飲み尋ねた。

「意識を失い、どうなるのだ?」

黒い闇の声が哄笑して答えた。

「やがて意識を失い、自我が崩壊して死ぬのさ」

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