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夢の迷路  作者: 岩本翔
332/437

夢の心332

「親に自殺されて悲しむ子供の事を考えてみて下さい」と女性が私を睨み付け言った。

女性がしみじみと言った。


「夢の迷路の貴方の心に対する責め苦は、貴方に家族愛を促したのではなく、快楽死を促したのですか┅」


私は勝ち誇るように言った。


「そんなに落胆しないでくれ。僕はより自分に正直なだけさ。誰だって自分が一番可愛いし、苦痛よりは快楽の方がいいに決まっているのだから」


女性が私を睨み付け言った。


「でも貴方は人の親なのですよ。親に自殺されて悲しむ子供の事を考えてみて下さい」


私はひとしきり瞬きを繰り返してから答えた。


「人の親である前に、僕は一人の男なのさ┅」

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