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夢の迷路  作者: 岩本翔
330/437

夢の心330

「そんなのは当然じゃないか。自我をキープしていなければ快楽を感じれないから当然の話しさ」と私は言った。

女性が言った。


「しかしそれとて、黒い闇の快楽になる前に白い闇の自我崩壊をして、殺されてしまう可能性の方が遥かに高いですよね?」


私は首を振り答えた。


「いや自ら自殺を図った方が白い闇の自我崩壊を招く可能性は高いさ┅」


女性が尋ねて来た。


「それは何を根拠にして言っているのですか?」


私は答えた。


「この世界には残念ながら現実世界と同一の肉体があるからな。それはそのままこの世界でも自殺を図れる事を示唆しているわけであり、僕はこの世界では自殺した試しは無いから、自殺すれば、そのまま自我崩壊するのではないかという恐怖感があり、その恐怖感が根拠になっているのさ」


女性が頷き言った。


「成る程。いずれにしろ貴方は自らの自我をキープしたまま黒い闇の快楽になりたいのですね?」


私は恭しく頷き答えた。


「そんなのは当然じゃないか。自我をキープしていなければ快楽も感じないから当然の話しさ」

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