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夢の迷路  作者: 岩本翔
295/437

夢の心295

「人生なんて忽然と消えて、生まれ変わり、又殺し合って、忽然と消えて行くの繰り返しじゃない」と妻が冷笑してから言った。

妻が答えた。


「苦しめ合い、殺し合った後消えて行くのよ」


私は頓狂な顔付きをして尋ねた。


「消えて行くというのは、どういう事なの?」


妻が冷笑してから言った。


「忽然と消えて行くのよ」


私は目を剥き尋ねた。


「肉体が忽然と消えて行くならば、それが所謂死ぬ事じゃないか?」


妻が首を振り答えた。


「いや、消えて行く事は死ぬ事とは捉えられていないわ。ただ人生なんて忽然と消えて生まれ変わり、殺し合って、忽然と消えて行くの繰り返しじゃない」

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