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夢の迷路  作者: 岩本翔
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夢の心29

「負ければ死にます」と女性はきっぱりと言いはなった。

私は再度すがり付くように言った。

「助言が出来るならば、僕を助ける事も出来るだろう。助けてくれ!」

女性が低い声で答えた。

「いえ、助言は助言なのです。助言では貴方の命を助ける事は出来ません」

私は涙声で喚いた。

「僕はこれからどうなるのだ?」

一拍置いてから女性が答えた。

「助言者たる私の声は遠ざかり┅」

私は促した。

「遠ざかり、どうなるのだ?」

「貴方は身動きも取れず、その漆黒の闇の中で恐怖と孤独といたたまれない不安感に苛まれ、生死を懸けた最後の戦いを強いられるのです」

私は固唾を飲み尋ねた。

「負ければ、僕は本当に死んでしまうのか?」

女性がきっぱりと言いはなった。

「死にます」

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