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夢の迷路  作者: 岩本翔
259/437

夢の心259

「僕の心は醜く、美しくなんかないと思う」と私は言った。

女性が断言した。


「絶対にそうだと思いますよ」


私は言った。


「何れにしろ僕にも君にも先がどうなるのか、何が真実なのかようとして分からないようだし、何とも言えないな┅」


女性が言った。


「それはそうですが、貴方の心は桃の心であり、本来的に美しく、その心は生きることを望んでいると私は思います」


私は首を振り答えた。


「悪いが、僕の心が桃の花の心で美しいというのは信じられない」


女性が尋ねて来た。


「どうして信じられないのですか?」


私は答えた。


「君の言葉通りが僕の人生の真実ならば、僕の心は醜く、その醜さ故に僕の心は美しくなんかないではないか」

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