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夢の心24
私は怒鳴った。
私はやるせなく笑い言った。
「貴女の言葉は逆に転ぶばかりじゃないか。貴女が大丈夫だと繰り返せば繰り返す程に僕の苦しみは増大するばかりだ」
女性が言った。
「その繰り返しが安息たる地への道しるべなのです」
私は喚いた。
「しかし、この繰り返しの中で僕の心はちっとも浄化されないではないか。最前言った通りそれこそ貴女ヘの憎しみが募るばかりではないか!」
女性が言った。
「それは仕方ないのです、そのようになる定めなのですから」
私は怒鳴った。
「もう聞きたくない!」




