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夢の迷路  作者: 岩本翔
213/437

夢の心213

「所詮この人は現実逃避しか出来ない人間のくずだから」と妻が言った。

焦りどぎまぎしつつ私は言った。


「ぼ、僕は確かに君から愛人の住所を教わり、夢の迷路の女性と瓜二つの愛人に出会い逆上して殺そうとしたのだが┅」


妻がけたたましく嘲笑い言った。


「貴方はここにずっと居たし、私は貴方に愛人の住所なんかまだ教えていないしね。つまり貴方は狂って白日夢を見たのよ、腐れ外道さん」


私は困惑して、かぶりを小刻みに振り

言った。


「白日夢なんか見るわけがない。ここは絶対に夢の迷路で、僕は迷路に紛れ込み、愛人を殺そうとして、またここに戻ったのだ」


子供達が私を指差し詰った。


「ここは現実なのに、この腐れ外道、又夢の話して、胡麻かすつもりなんだよ、ママ」


妻が冷笑してから言った。


「そうよ、この人は所詮現実逃避しか出来ない人間のくずだから」

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