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夢の迷路  作者: 岩本翔
205/437

夢の心205

「夢の話しなんかしないで、きっちりと罪の償いをしなさいよ」と妻が言った。

私は焦り喚いた。


「ちょっと待ってくれ、子供達がこんな難しい語句を使用するのはおかしいじゃないか、だからここはけして現実世界ではなく、夢の迷路なんだ!」


妻が女性の声を織り交ぜて言った。


「何狂った事を言っているのよ。この子達は私の真似をしているだけよ。だから貴方は罪を償う為に死になさいよ」


私は苦し紛れに弁解する。


「さっきも僕は夢の迷路の女性に会って来たが、女性は僕の不倫相手じゃないと言っていたぞ!」


妻が言った。


「そんなのは貴方の夢の話しでしょう、貴方がそんなに罪を認めないならば、私が愛人に会わせて上げましょうか?」


身に迫る危険を回避する為に私はまくし立てた。


「いや、僕が自分で愛人に会って、真相を暴くから、それは勘弁してくれ」


妻が私を睨み付け言った。


「夢の話しなんかしないで、きっちりと罪の償いをしなさいよ」

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