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夢の迷路  作者: 岩本翔
203/437

夢の心203

「育児放棄、児童虐待は立派な犯罪じゃない。だから貴方なんか刑務所に行けばいいのよ」と妻がいい放った。

私は白い闇の毒牙から唐突に解放され、妻と子供達がいるリビングに舞い戻った。


子供達が言った。


「パパ、何故私達を棄てたの?」


私は震えながら弁解した。


「いや、パパは何も覚えていないし何も悪い事はしていないのだ。分かってくれ!」


そんな私を指差し妻が子供達をけしかけた。


「パパはね、あなた達を棄てて、他の女に走ったのよ。だから刑務所に行って貰う?」


私は震えつつ叫んだ。


「刑務所なんか嫌だ、僕は何も覚えていない、何も悪い事はしていない!」


妻が冷酷にいい放った。


「育児放棄、児童虐待は立派な犯罪じゃない、違う?」


私は涙ぐみ叫んだ。


「僕は何も覚えていない、何も悪い事はしていない、だから児童虐待もしていないし、育児放棄もしていない!」


妻が言った。


「そんなの裁判所で釈明しなさいよ」

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