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夢の迷路  作者: 岩本翔
196/437

夢の心196

どちらなのだ、はっきりとしろ!」と私は喚いた。

女性がおもむろに言った。


「証拠はありません。私は私なのですから」


私は食って掛かった。


「だから君が僕を苦しめる為に妻となり、この夢の迷路で僕に塗炭の苦しみを味併せているのだろう!」


女性が答えた。


「それはそうかも知れませんが、違うかも知れません」


私は怒鳴った。


「どちらなのだ、はっきりとしろ!」


女性が沈思黙考してから答えた。


「どちらでもありません」


私は促した。


「はっきりとしろ!」


女性が答えた。


「私は貴方の妻ではありません」

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