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夢の迷路  作者: 岩本翔
192/437

夢の心192

「僕は何も覚えていない。だから僕は不倫など金輪際していない」と私は再度喚いた。

私は続けて喚いた。


「君達は僕に濡れ衣の不倫をどうしても着せて理不尽に僕を破滅させたいのか?」


女性が答えた。


「私は貴方に家族愛を促していただけです」


私は喚き続けた。


「ならば何故君は子供達の事を知っているのだ?」


女性が答えた。


「それが夢の迷路の真実だし、貴方自身の心の反映なのです」


私は引き吊った笑いを浮かべ言った。


「僕の心の真実の反映だからこそ、子供達は僕を良い父親だと言ったのだろう?」


女性が答えた。


「いえ、貴方の真実としての偽善者たる心の反映が、子供達の言葉なのです」


私は喚き否定した。


「僕は何も覚えていない。だから僕は金輪際不倫などしていない!」



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