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夢の迷路  作者: 岩本翔
179/437

夢の心179

「死ねばいいのよ」と妻としての女性が言った。

私は困惑して答えた。


「いや、そんな事は考えてはいないけれども、でも何も覚えていない僕には罪の償いなんか出来ないじゃないか、どうすればいいか分からないよ」


妻としての女性が白い闇のおぞましい悪魔の兆しを、攻撃的な眼差しに湛えながら言った。


「死ねばいいじゃない」


私は泣き笑いの表情をしつつ言った。


「だから死ぬのば構わないけれども、僕は自我崩壊して無に帰すのが嫌なんだ、分かってくれ」


妻としての女性が白い闇の悪魔の触手を伸ばしつつ言った。


「そんなの知った事ではないわ。貴方なんか苦しみ抜いて死ねばいいのよ」

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