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夢の迷路  作者: 岩本翔
160/437

夢の心160

「こんな猿芝居の家族ごっこ、どうせ崩壊するのだから、楽しまなければ損じゃない」と妻が言った。

私は力なく微笑み答えた。


「だが子供達が直感で行動するというのは理屈上分かるが、僕が偽善演技をしているというのを見抜くというのは合点が行かないな。そんなの無理な話しだろう?」


妻が冷たくせせら笑い言った。


「貴方の精神病が遺伝しているのよ。貴方は家族愛を演技して、家族を憎しみ合いで崩壊させようとしているのよ。違うかしら?」


私は反論した。


「でも君はその偽善演技の家族ごっこ憎しみ合いを楽しんでいるのだろう?」


妻が言った。


「当たり前じゃない。こんな猿芝居の家族ごっこ、どうせ崩壊するのだから、楽しまなければ損じゃない」

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