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夢の心156
「生きているのか死んでいるのか分からない中途半端な存在ならば、思う存分徹底的に自分の心に嘘をつき、夢の無意識の領域に風穴を開けて、捩じ伏せ、黒い闇の快楽になってやるさ!」と私は気色ばんだ面持ちで言った。
私は続けた。
「と言うか、夢の無意識の領域では直感こそが唯一無二の武器ならば、考えても仕方ない、その直感に従うしかないではないか?」
女性が再度嘆息してから言った。
「全くの賭けですか。しかしそれで貴方は自分の目的たる黒い闇の快楽になれなくても良いのですか?」
私は息を吐き出し気色ばんだ面持ちで言った。
「生きているのか死んでいるのか分からないこんな中途半端な人間もどきの存在ならば、思う存分徹底的に自分の心に嘘をつき、その勢いで夢の迷路の混乱を捩じ伏せて、黒い闇の快楽になってやるさ!」




