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夢の心152
「そうだ。僕は自分自身の内なる敵と戦っているのさ、だからこんなに苦しんでいるのさ」と私は言い放った。
女性が言った。
「しかし再度言いますが、この無意識の夢の領域は貴方自身の心の反映だと言うのは認めますよね?」
私は一人頷き答えた。
「それは認めるが、それがどうしたと言うのだ?」
女性が言った。
「だから私の意見は、つまり貴方の意見なのです、それを理解すれば、貴方の本心は私の本心だし、私の本心は貴方の本心なのですが、どうでしょうか?」
私は嘲笑い言った。
「そんな言葉は詭弁に過ぎない。僕は貴女を敵だと思っているからな」
女性が言った。
「貴方は自分自身の中に敵を飼っているのですか?」
私は答えた。
「そうだ。僕は僕自身の内なる敵と戦っているのさ、だからこんなに苦しんでいるのさ」




