表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢の迷路  作者: 岩本翔
148/437

夢の心148

「夢の迷路に在って全ての現象は貴方自身の心の反映なのです」と女性が穏やかに言った。

その激痛が渦を巻き、点に凝縮して私の遠近法を修正して、私の眼差しは修復された。


私は息も絶え絶えに言った。


「何だ今のは?」


すると女性の声が不気味な男の声に変わり言った。


「お前の心が自我崩壊を来たしたのさ」


私は咄嗟に叫んだ。


「うるさい!」


その叫び声に呼応して不気味な声が女性の声に戻り、穏やかに言った。


「どうしたのですか?」


私は嘆息してから答えた。


「白い闇の声が聞こえたのだ、だが僕の空耳だ、気にしないでくれ」


女性が答えた。


「夢の迷路では全ての現象は貴方自身の心の反映なのです」


私は言った。


「夢は僕自身の無意識の産物だからな。何が飛び出して来るかは予測不能だ」


女性が答えた。


「そうですね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ