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夢の迷路  作者: 岩本翔
145/437

夢の心145

私は心の中でこの女は敵だなと再認識してから、何食わぬ顔をして訊ねた。

再度嘆息してから私は訊ねた。


「僕はどうすればいいのだ?」


女性が即答した。


「道に迷ったのですから、正当な道順を辿って家を探し出すしかありません」


私は答えた。


「そうだな。ならば来た道を引き返すしかないのか?」


女性が答えた。


「そうです」


女性の答えを聞き私はせせら笑い言った。


「一度来た道を引き返すのは、この理不尽な世界では出来ないのではないのか?」


女性が慌てて言い直した。


「そうですね。それは無理な話しでした。すいません」


私は心の中で、この女は敵だと再認識してから、何食わぬ顔をして言った。


「もう一度迷路に戻って迷えばいいのだな?」


女性が答えた。


「そうです」

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