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夢の迷路  作者: 岩本翔
130/437

夢の心130

「再度訊ねるが、夢の永遠遡行が夢の迷路ならば、僕は生きているのか、死んでいるのか、どちらなのだ?」と私は泣き笑いしつつ訊ねた。

私は自嘲するように笑い言った。


「再度訊ねるが、夢の永遠遡行が夢の迷路ならば僕は生きているのか、死んでいるのか、どちらなのだ?」


逆巻く無数の白い闇の目の反射に成り、妻もどきの女性が答えた。


「死も生と全く同じならば生だし、逆に生も死と全く同じならば死だし、貴方自身が死んでいると思えば死んでいるし、生きていると思えば生きているし、そこに生死の概念はないのです」


私は泣き笑いつつ言った。


「夢と現実の狭間で、僕は生きているけれど死んでいる、死んでいるけれど、生きている中途半端な存在なのか?」


妻もどきの女性が答えた。


「そうです」

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