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夢の迷路  作者: 岩本翔
123/437

夢の心123

「生死が無いように、そのどちらでもありません。貴方次第なのです。矛盾不条理こそが夢の迷路なのですから」と妻もどきの女性が言った。

私は狂おしく喚いた。


「おい、矛盾しているじゃないか、夢の迷路は永遠遡行ならば、突破口は無いじゃないか?」


妻もどきの女性が答えた。


「貴方次第です」


私はむきになり怒鳴った。


「あるのか無いのか、どちらなのだ、はっきりとしろ!」


妻もどきの女性が再度微笑み答えた。


「貴方次第なのです」


私は憤りを顕にして怒鳴った。


「矛盾理不尽解答は止めろ、どちらなのだ?!」


妻もどきの女性が動じる事なく答えた。


「生死が無いように、どちらでもありません。貴方次第なのです。矛盾不条理こそが夢の迷路なのですから」

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