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夢の迷路  作者: 岩本翔
114/437

夢の心114

「ここは現実世界なのか?」


「いや、夢の迷路だ」


と私は自問自答を繰り返す。

何とか事なきを得て、私は帰宅して、自室にこもり自問自答を繰り返す。


「ここはやはり現実世界なのか?」


「いや、両親の囁き声があんなに明瞭に聞こえるわけがないではないか」


「ならばここはやはり夢の迷路ということか?」


「そうだ、現実世界では聞こえる筈がない囁き声が、あんなに明瞭に聞こえる筈はないからな」


「だが、あれはもしかすると幻聴かもしれないではないか?」


「お前は自分が狂っているのを認めるのか?」


「認めない、俺はまともだ」


「ならばここは夢の迷路に間違いはないではないか?」


「そうだな。夢の迷路に間違いないだろう」

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