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夢の迷路  作者: 岩本翔
105/437

夢の心105

「無駄よ、そんなのは」と妻は言った。

妻が続けた。

「貴方の空っぽの心には私達家族の悲しみや苦悩なんか分かるわけが無いのよ。貴方は自分が救われることしか頭に無いじゃない」

正に妻の言葉通りなのだが、私は頑なに否定した。


「いや、そんな事はない。僕には君達家族の気持ちが痛い程分かるんだ」


妻が冷ややかに言った。


「貴方には人の痛みなんか分からないわ。だから貴方には優しさなんか無いのよ」


私は焦り言った。


「いや、だから僕は君達の痛みが分かるように心を変えようと努力しているんだ」


妻が言った。

「無駄よ、そんなの」


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