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夢の迷路  作者: 岩本翔
103/437

夢の心103

「演技だっていいじゃないか。偽物の愛も本物の愛と全く同じならば本物なのだから」と私は言った。

私は再度自嘲気味に笑い言った。


「演技だっていいじゃないか、偽物の愛だって、本物の愛と全く同じならば、本物なのだから」

妻が鼻で笑い言った。


「それは偽善であり、本物の愛ではないでしょう?」


間を置き私は言った。


「偽善だろうが何だろうが、本気になれば、それが愛ではないか?」

妻が再度鼻で笑い言った。


「心の無い貴方には本気の愛なんか無理よ」

私は言った。

「やってみなければ分からないではないか?」


妻が言った。

「でも貴方は演技する裏側で黒い闇の快楽になれるチャンスをひたすら窺うのでしょう?」

私は言った。


「いや、本気で君達家族を愛せるようになれば、僕は黒い闇の快楽を欲さないようになると思うのだ」


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