表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢の迷路  作者: 岩本翔
102/437

夢の心102

「どうせ、演技するのでしょう?」と妻は言った。

私は再度言った。

「いや、自殺して自我崩壊するのは、やっぱり嫌なんだ」


妻がせせら笑い言った。

「そんなのは自殺しなくたって、狂っている貴方はいつ自我崩壊してもおかしくはないのだから、理屈になっていないわ」



私は迎合するように自分を嘲笑い言った。

「いや、今のところは自殺はしたくはないのさ」

妻が再度冷淡に笑い言った。


「心の無い貴方には私達家族も用は無いのよ。だから貴方が死のうが生きようが私の知ったことじゃないのよ。この理屈は分かるでしょう?」

私は頷き言った。


「だから僕が家族を愛せるようになれば、当面問題は無いではないか?」


妻が意味深に微笑み答えた。

「どうせ、演技するのでしょう?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ