食材編
・エックルの実
中には甘い卵の黄身のような液体が入っており、乳搾りをするように付け根から絞ってやることで中身が出てくる。絞らずに付け根辺りを切り、ジュースのように飲む人もいる。
・カラシシ
真っ赤な花で中心には実が付いている。花びら一枚一枚が唐辛子のように辛く、実に至っては花びらの数十倍の辛さである。そのため、店頭で扱われているのは花びらのみ。すり潰してしまったことで被害が広がっていった事件『赤の血煙事件』はフィアードで語り継がれている。
・チェリーボムボム
サクランボのようだが、木になっているときにはブドウのようにまとまっている。かなり度数が高いことで知られており、通常は樽一杯の水に対して実を一つ入れひと月は放置しておかなければ飲むことが出来ない。
酒豪の中には放置した実をジョッキに入れ、酒と一緒に食べるという人もいる。
・ネリネリネ
ネリネリネは粘り気のある蜜を溜める花で、その蜜を糊代わりに使用します。幹や根っこは火を通せば食用にもなる。
火を通した根っこなどをすり潰せばつなぎとしても使用できるなど意外と応用力の高い。
・アムアム
薄桃色で卵大の実を形成している。ひと房にだいたい4つほど実る。食欲をそそるような強烈な香りを放っており、媚薬効果もある。食べた直後には少しの間体が興奮状態になる。一部の大物貴族の間では高値で取引されている。
収穫の際には鼻を塞ぐ必要がある。
・アツグ
分厚い葉っぱで編むことで様々な調理器具に早変わりする。耐熱性・防臭性などがあるが、食用としては不向き。
・ゲコポン
緑色でゴムボールのような大きさと感触。食べる方法によって扱いが変わってくるが、見た目などからカエルのような柑橘類ということで名前が付けられている。
そのまま食べる時は、バウンドさせ、加工して食べる時はぬるま湯から茹でるのが一般的な食事方法。
・四季味草
白い草で、様々な食材や料理の味を移すことで万能調味料と呼ばれているモノ。料理人たちがこぞって手に入れたい代物。
・サンゴ草
海藻の一種であり、長い年月をかけて海の中で化石化したモノ。食べ方は数か月乾燥させ、それをお湯で戻して食べる。するとコリコリとした触感で味の濃い食べ物になる。