魔物編
・バフォモス(初登場『恐怖と魅力』)
熊の巨体に牛の機動力。狼のような牙をもつ魔物。脚が牛なので立つとバランスが悪く、追い詰められた際にしか使えない。
リリィに瞬殺されはしたものの、重い攻撃と瞬発力で手を焼く存在。
見た目は大きな牛が牙をもったようなイメージ。
・ブヒヒントン(初登場『ブタの串焼き?丸焼き?』)
こいつはまんまブタです。大きさがブタよりも二回りほど大きいことと、背中側に鎧のような皮を持っていること以外はただのブタです。
大きさによって鎧部分の強度はことなりますが、倒した方はシィドがやったように腹側からダメージを与えればいいというお手軽感覚です。鎧部分は皮膚なので、伸縮が可能でそれによって仰向けになっても起き上がれることもあり瞬発力が求められ、初心者が苦戦する最初の関門の一つとされています。
・クリアイタートル(初登場『ピラファ火山①逃げ出す札束』)
大きいモノで1メートル近くある透明な甲羅の亀です。平べったいタイプではなくゴツゴツと盛り上がった山のような甲羅を持っています。この甲羅は周囲に溶け込み甲羅越しの景色もはっきり見えるという擬態能力があります。
シィドは簡単に捕まえたように見えますが、見つけるのが困難な上に気付かず近づいた相手に噛み付いてくる危険な魔物です。
シィドが手に入れた甲羅は500万Mですが、もっと大きいモノだと5倍以上の値が付いたこともあります。
・ゲブロック(初登場『ピラファ火山②一攫千金』)
黄色い皮膚で真ん丸とした体形、その体形のせいでいまいち手足の区別がつきにくいカエル型の魔物です。大きさは大体3メートル前後と大きめです。
強酸性のゲロを吐いて攻撃してくるのが特徴です。ただし、無機物は簡単に溶かすのに有機物は時間をかけて溶かすという変な特性を持っています。個体によってはマグマを体内に取り込む、群れで行動するなどフィアード近郊では結構な強敵です。
・獄炎鬼(初登場『ピラファ火山⑧最後にはオチがある』)
フィアードだけでなくコメディカルティア全体で最強の分類に入る魔物です。その強さは本編でペルニカが言っていた通り会えば逃げ出すレベルです。単体で倒せるとすればアーティスト(A)の称号を持つ者に限られ、それでもよくて辛勝レベル。まさに災害級です。
こいつだけに留まらず亜人型の魔物は大体これぐらいの強さです。
・ピィピヨ(初登場『はじめの3歩』)
ヒヨコのような胴体からダチョウのような脚が生えているアンバランスな魔物。直進スピードは速いがあとは大したことない。加えて転ぶと起きられない。
鳴き声は「ピヨ」ではなく「ゲキョッ」。
・サタンホーン(初登場『彼女の実力』)
魚のような目をした山羊型の魔物。大きい角と草食動物な見た目に反してギラギラしている牙が特徴。
貴重な素材としては角だけであとはピンキリ。どちらかという魔物ではなく害獣扱いされている。
・イヴィリード(初登場『アースナルド⑦甘い魅惑の罠』)
普段は植物に擬態している魔物。ジュプト沼地ではアムアムで誘き寄せた獲物の養分を吸い取って生きている。基本は待ちのスタイルだが、一度目を付けた獲物は執拗に追い回す。
胴体部分と2本の触手の先には口がある。
・ゲルシュ(初登場『アースナルド⑧反撃の狼煙』)
イヴィリードの体内から姿を現した魔物。見た目は骨と皮だけの大型の犬のようで、管のような尻尾が3本生えている。実は始まりの神、この世界における封印されし神であるゲルトサリバの使いで、かの神の手足となる人材を集めていた。
・次元竜(初登場『ゲコゲコ鳴くもの』)
食道が異次元に通じていると言われているドラゴンで、その部位を使ったバックなどでは食材が腐らないなどの利点からマジックバックの材料として古くから愛用されている。しかし、実力が高いので最近では少し量が減ってきている。
・フーリガー(初登場『万能調味料』)
常に8~10匹の群れで行動し、群れの数よりも少ないと襲ってくる蛾の魔物。一匹一匹の実力は高くないが、数で押してくるために別名が「パーティ殺し」。
・オヤクイドリ(初登場『異常事態!?』)
魔力を無効化する攻撃を放つことのできる新種の魔物。産み落とした卵の大半を自分で食べてしまうことから名づけられた。
・アマセットン(初登場『魔女の森⑤忙しない魔女の森』)
傷つくと甘いものを求めて走り出すイノシシ型の魔物。甘いものを食べると狂暴化するので対処が難しい魔物とされている。
・土地喰らい(初登場『芽生えの一歩』)
芋虫型の魔物で大きさは大体1m前後。集団で行動し、その行動は群れのリーダーに対する絶対服従。行進するたびにその土地の草木を食べ尽くし、糞尿が土地を腐らせることからこの名前が付けられた。