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イニシャル

作者: クロト

どうも、クロトといいます。

小説初心者ですが暖かい目でみてやってください。

今回は初投稿と言うこともあり、短めのストーリーになっています。


よろしくおねがいします!!


私には、大好きな人がいる。

私が高校生の時に知り合った、違う学校の同級生。私がクラスに馴染めないとき、優しく私に接してくれた。一目惚れだった。

私は学校生活の中で彼ばかりを見るようになった。

そして、私は思いきって告白した。それが4年前、あの時はものすごく緊張した いまでも思い出しては顔を真っ赤にしてしまう。


4年前……

「あ、あの…」

私は恥ずかしくておもわず口にするのをためらってしまった。顔を真っ赤にしながらも友達とがんばって練習した台詞を言おうとする

すると彼の方も少し顔を赤くした。そして

「好きだ。付き合ってくれないか?」

私は正直、動揺を隠せなかった。自分が言おうと思っていたことを相手に言われてしまったからだ。でも、相手から好きだと言われたと言うことは、もしかして両思い!?私は心のなかで歓喜した。

「はい。よ、よろしくおねがいしますです」

あまりに緊張しすぎて日本語がおかしくなってしまった。

「ははっ日本語変だぞ?」

彼は少しからかうように私を見る。

恥ずかしい。ただでさえ赤い顔を余計赤くさせて私はうつむいた。 彼はニコッと笑うと授業が始まるといって私の手を引いていってくれた。嬉しかった。


私は昔の回想に浸りなから彼を待った。

今日は彼に大事な話があると呼び出された。でも、彼は中々私の前に現れてくれなかった。我慢できず少しあたりを探してみると衝撃的な映像が私の目に飛び込んできた。彼のとなりに私ではない、知らない女の人がいる。

やっぱりか、と心のなかで思った。大事な話とは別れ話だったのだろう、もしかしてプロポーズ、とか淡い夢もみていないと言えば嘘になる。私はあきらめて帰ろうとした。瞳から涙がこぼれる。それはもう、前が見えないくらい、最後に幸せそうな彼を見ようと振り向いた時、彼と目があった。商品の会計をすませているのだろうか彼は買ったものを手に握りしめ私の方に向かってくる。

「おい!まってくれ!なんで逃げるんだよ」

私は逃げ出していた。怖かった。別れようと告げられるのが…私は駅がある方面へと向かった。そこには長い横断歩道がある、ギリギリで渡れば彼はおってこないだろうと考えた私は足早に横断歩道にむかった。

横断歩道を渡り終え、おってきていないことを確認するため振り向いたとき、鈍い音が響いた。

「そ、そんな、嘘……いやぁ!」

彼は車に引かれ横断歩道の真ん中に倒れていた。その時、私よりも先に、さっき彼と一緒にいた女の人が彼のもとに駆け寄った。そして、衝撃的な言葉を耳にした。

「お兄ちゃん!やだよぉ!お兄ちゃん!死なないで!!」

その女の人は彼の妹だった。どういうタイミングなのか、予報はずれの雨が降りだす。私の涙を隠すように…

私が彼のそばにいったとき、彼の手元でなにかが光った。

そこには私たちのイニシャルが入った指輪が2つ、寄り添うように並んでいた。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

また、いろんなジャンルで小説を書こうとおもいますのでよろしくおねがいいたします!



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