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青春Logic!  作者: 史世
第二章 ヒロイン
9/14

Card 3-4

 え、ちょっと、そこ私の席なんですけど、瑠璃ヶ城先輩。私に立って授業受けろとでもおっしゃるつもりですか……


「あ、芹ちゃん! ちょっと、瑠璃ヶ城先輩! 芹ちゃん戻って来たから席どけてくださいよ」

「はあ? なんで俺様が立ちながら話をしないといけねえんだよ。」


 そこは私の席だからです。


「大体、俺様が立っていたら席を譲る、これは常識だろ?」

「知らんがな! どこの常識だよそれ!」

「……ああん?」


 し、しまった!

 思わずつっこんでしまった!

 だからこんなツッコミスキル要らなかったのに! 無駄につけやがって私の馬鹿……


「なんだ、お前……俺様に逆らうのか?」

「いや、そんな! 滅相もございません! どうぞ座っててください!」


 そういうと、満足そうに腕を組む瑠璃ヶ城さん。よっし、何とか最大の危機は乗り越えた!


「ちゃんと嫌って言わなきゃダメでしょ、芹ちゃん! 遠慮とかしてるとこの人勘違いしてつけあがるんだから!」


 おいおいおいおいちょっと待て!

 赤木さん!? 余計なことをっ……瑠璃ヶ城さん眉間に皺寄ってんじゃん!


「んだと……!?」


 ほら! 怒ってる!


「こら、いい加減にしとき! ケンカはよくないで! まあ、俺も小っちゃいときはようやったけどな」


 後ろからかかった声に振り向くと、なんと先生。

 もう来ていたらしい。全然気が付かなかった。

「瑠璃ヶ城君も早う教室戻りや。センセに怒られんで!」

 彼は榛名先生。長期の教育実習生だ。そのフレンドリーさと教え方の丁寧さ、あと……まあ、カッコいいので。主に女子からの人気を得ている。


「じゃあ透間は座りぃ。授業始めんでー!」


 先生はポンッと私の頭に一瞬手を置き、教卓へと戻っていく。

 グッジョブ先生! 超助かった! 超カッコいい!

 これから先生の事は心の中で恩人と呼ばせていただきます!


「えー、教科書76頁からやったっけ? あ、77から? 了解。ほんなら77頁開いてー」


 あ、でも眠いもんは眠いわ。無理です、寝ます。

 おやすみなさい。

 心の中でそう呟くと同時、私の意識は夢の国へと落ちて行ったのだった。


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