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ごほうび  作者: choco
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3/24

麗華 1

 *** Ari ***


「なあ、見たか? スタンドにさあ、聖マリーの娘ら来てたよな。 そんで…」


「そうそう、レイカだろ! 見た見た! 俺、初めてナマで見た」

「俺も! やっぱ すっげー可愛いよな」


レイカというのは、最近雑誌によく出ている、噂の少女だ。

美人女子高生モデルとして、全国的に有名になりつつあるらしい。

近くの女子高に通っていて、見に行く男子も後を絶たないという。


「先月号のも良かったよなー。 あの白のビキニ最高!!」

「なに!? 俺それ見てねーぞ。 おい、先月号貸せよ」

「なんで 俺らの試合なんか見にきたんだろ?」


皆が一斉に 一人の男を振り返る。


「そりゃやっぱ シュウだろ」

「まあ、そうだろーな」


「いやー、さすがにモテますねー、いいかげんにしろよテメー」

「恨めしい、いや、うらやましいぞ、コラ」

「テメー、美緒ちゃんがいながら なんてやつ!」

「そうだぞ、俺らの美緒ちゃんを いただいておきながら」

「え、やっぱもう いただいちゃってんのかよコノヤロー」

「なんだと!? この鬼畜モノ、成敗してくれる思い知れ!」


もうこうなれば ただのじゃれ合い、いつものバカ騒ぎ。 小学生と なんら変わらない。

先頭に立って騒いでいるのは カズヤ、毎度のことだ。

いつもは一喝してくれるはずのタカシも、今は別のことに手を取られているみたいだ。

うるさい事 この上ない。 周りの迷惑になるからと私が止めても、全く効果はない。


その時、中の一人が 叫び声をあげた。


「おい、お前ら ちょっと待てっ!! 見ろよ、あれ!」


皆が窓の方を振り返ると、こちらに近づいてくる数人の人影がある。

なんだかここの雰囲気には似つかわしくない、白系の優美な制服をまとう、美しい少女たち。

そして、その中でもひと際目立っている、見覚えのある人物は…


「レイカだ! こっち来たぞ、シュウ!」

「うわ、マジ、本物だ… スゲー」

「サインくれっつたら、もらえんのかな?」


ノックの音が聞こえ、近くにいた者が慌ててドアを開ける。

ドアを開けると、彼女はにっこりと微笑んだ。 部屋中の視線が 釘付けだ。


…本当に、綺麗な人… 写真よりも 実物の方が上かもしれない。

美緒もかなりの美人だが、また違う、なんというか… 鮮やかさというのか、艶やかさというのか、圧倒されてしまう。


本物の、プロのモデルだ。


「…うわ、迫力… すげーな、あの胸 いくつあんだろ」


…む、私に言ってんの? 嫌みか? まったく、こいつはいつも…

隣で呟いたカズヤを横目で睨んだが、彼は私のことなど全く気にしていない様子で、彼女をずっと見つめている。


…なんか、それも腹立つな…


私は なんだか矛盾する感情を持て余しながら、再び彼女のほうを見た。


「私、是非お会いしたい方がおりまして」

彼女はそう言って、部屋の中をくるりと見回した。


当然、皆の視線は シュウに集まる。

私も、部屋の反対側にいる彼を見た。


しかし彼女は、ふと こちらに目を留めると、あろうことか私に歩み寄ってきた。


え!? な、なんで、どうして?

…まさか、私をシュウの彼女と勘違いして、宣戦布告に!?


それにしたって、本人より先に私って…

だいたい、この私が あのシュウとって、無理ありすぎでしょ?

美緒ぉ、私 どーしたらいいのーっ!?


彼女は、少し手前で立ち止まると、その魅力的な笑顔でこう言った。


「今野カズヤさん、今日の試合 素晴らしかったです。これからも応援させてもらっていいですか?」


隣を見ると、彼も 私同様、声もなく固まっていた。


どっかの高校のサッカー部のつもりですが、サッカー ほとんど何も知りません。

部活動も それほどのめり込んだ経験はなく、マネージャーも 部室の内情も わかりません(それなら書くなって感じですが…)

なんとなく、雰囲気で…って感じで お願いします^^;

現役とかOBの方には 腹立たしいこと この上ないと思いますが、すみません<m(__)m>

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