18:戦争
またまた会話だけです、今回は神徳ではなく名前なので読みやすいと思います。
Vatican VCSO headquarters
元帥
「今回会議を開いたのは君達の永遠の宿敵、悪魔の事だ」
タナトス
「悪魔がどうした?」
元帥
「悪魔が動きだしちゃってさぁ…………」
阿修羅
「別に前々から動いてなかった?」
ククルカン
「うんうん、こん中でも悪魔と戦った事ある人多いよ」
アストライア
「……………悪魔、強い」
モリガン
『誰かさんのせいで増えてたしね』
ダグザ
「その話はもう終わりだ」
メルポメネ
「しかし不利なのは確かじゃないですか?」
タナトス
「テメェらぶっ殺すぞ!」
ユピテル
「喧嘩はよぐねぇ」
元帥
「そうそう、それに僕も話したいんだけど」
ヘリオス
「そうッスよ、何か楽しい事になってるんスよね?」
元帥
「楽しくはなってないね、むしろホーリナーラグナロクよりもヤバい状況だよ」
ダグザ
「笑わせるな、神選10階は無傷で健在だぞ」
元帥
「そう、ココだけ見ればね」
アルテミス
「どういう事だい?アタイらが生きててもヤバい状況って?」
元帥
「世界の神選10階レベルのホーリナーが殺され始めてる」
阿修羅
「それの何がヤバいのよ?」
元帥
「今の状況じゃあ神選10階の補強が出来ないって事」
モリガン
『つまり僕達が死ねばホーリナーが潰れるって事だね』
タナトス
「でもよぉ、正直神選10階よりも強い奴もいるだろ?そいつは死にやしねぇだろ?」
ヘリオス
「そうッスよ、軍神のオーディンとか俺や阿修羅、もしかしたらタナトスよりも強いッスよ」
元帥
「ヘリオスは良いところ突いたね、オーディンは悪魔に堕ちたよ」
ダグザ
「馬鹿な!奴は絶対的な誇りを持っていたハズだ」
アルテミス
「そうだよ、アイツ程支部とホーリナーを大事にする奴はいない」
メルポメネ
「力を欲していたとも聞きますけどね」
モリガン
『力に溺れたか?』
ククルカン
「感じ悪ぅ、うち案外好きだったのに」
ユピテル
「そんな呑気な話じゃねぇべ?」
アストライア
「……………怖い」
元帥
「大丈夫だよアストライアちゃん、もっと怖い状況だから」
アルテミス
「全然大丈夫じゃねぇよ!」
阿修羅
「はぁ、頭が痛い、早く話を進めましょう」
元帥
「そうだね、今回の悪魔の目的は仲間を増やす事らしい、オーディンが良い例だね、それで拒否した場合には殺す、そういうかなり強引なやり方でやってるみたいだよ」
タナトス
「それで、何人が悪魔に堕ちたんだ?」
元帥
「オーディン一人だけだよ」
ヘリオス
「それなら大した事じゃないじゃないッスか」
ダグザ
「話を聞け、他は殺されてるんだ」
阿修羅
「はぁ、何人殺されたの?」
元帥
「5人だよ」
ククルカン
「死にすぎ死にすぎ!何よその数、何でもっと早く手を打たなかったのよ!?」
アルテミス
「今回はアタイもククルカンに賛同するよ、ちょっと行動が遅すぎるんじゃないのかい?」
元帥
「手厳しいね、元老の意向もあるんだよ」
モリガン
『元老のおっさん共は邪魔ばっかりだね』
タナトス
「先輩だからって調子乗ってんじゃねぇよ」
ダグザ
「それより情報が必要だ、誰が死んだ?」
元帥
「医神のアスクレピオス、酒神のバックス、道祖神のプーシャン、美神のパシテア、牧神のパンだ」
阿修羅
「(緊那羅はいない、良かった)」
ヘリオス
「そりゃかなりヤバいッスね」
アストライア
「……………酷い」
メルポメネ
「ホーリナーには痛手ですね」
ダグザ
「それで、神選10階の対応はどうするんだ?指をくわえて見てる訳じゃないよな?」
元帥
「まぁこれだけ情報があれば次の行動は何となく読める」
モリガン
『先回りするのかい?』
元帥
「そうだよ、2人1組にソルジャー1隊でホーリナーの護衛に向かってもらう」
タナトス
「何でソルジャー共が必要なんだよ?」
ユピテル
「正直邪魔だべ?相手は多ぐても3人、オラ達だけで十分でねぇか?」
元帥
「念のためだよ、ダークロードがいたら邪魔だろ?」
阿修羅
「なら私は緊那羅の護衛に付く、問題はある?」
元帥
「そのつもりだよ?」
ククルカン
「うちはうちは!?」
元帥
「今言うよぉ、阿修羅とヘリオスは音楽神の緊那羅、ユピテルとメルポメネは悪神のアカ・マナフ、ダグザとタナトスは文化神ケツァルコアトル、モリガンとアストライアは商業神のメルクリウス、ククルカンとアルテミスは創造神のズルワーン」
ククルカン・アルテミス
「「ちょっと待てぇ!」」
ククルカン
「何でうちがこんながさつ女と一緒じゃなきゃいけないのよ!」
アルテミス
「そうだよ、アタイはこんな我が侭女と一緒は嫌だね!」
モリガン
『どっちも同じじゃないか』
元帥
「そうそう、新しい何かがあるかもしれないでしょ?」
ヘリオス
「俺は満足ッスよ、ゴールドハウスも見れそうッスからね」
阿修羅
「はぁ、何のために行くんだか」
タナトス
「俺様は任務だから我慢する」
ダグザ
「大丈夫だ、俺は悪魔なんかに堕ちない、貴様に嘘は吐かせないから安心しろ」
メルポメネ
「私はユピテルとですか、よろしくお願いします」
ユピテル
「精一杯頑張るべぇ!」
モリガン
『僕はチビとか』
アストライア
「……………お互い様」
アルテミス
「邪魔したら殺すわよ」
ククルカン
「何よ何よ!あんたこそ邪魔しないでよね!」
元帥
「じゃあ頑張ってねぇ」
これからって時に申し訳ないんですが、これから投稿が滞りがちになってしまいます。
作者の私的な事で申し訳ないんですが、最後までお付き合いいただけたら有難いです。
本当に自分勝手で申し訳ありませ。