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継続攻略

 ギルドに戻ると案の定、

「馬の魔物が暴れています、討伐お願いします。」

と、次のミッションが待っていた。予想通りだったので、タッチアンドゴーで暴れ馬の山に向かった。


 大蛇の山とほぼ同じ様な受付で、同じ様に入山手続きをしてアイテムを貰う。レベル2倍のお札がベストアイテム。ゆいが使って220になった。


 レベルアップ上げが功を奏し、危なげなくラスボス迄も一気にクリア。ラスボスがレベル60の一角馬だったので、次を90と仮定して、そこまでレベル上げ。ゆいは245迄上がっていた。攻略は数日で済んだが、レベル上げの方が50日以上掛かってしまった。安全性を優先するので、まあ仕方が無い。


 ギルドに戻ると同じ様に次のミッションが待っていた。今度はレベル130の羊、次はレベル200の猿。それから、300の鳥、450の犬、650の猪、1000の鼠、1500の牛、2000の虎、3000の兎と、討伐の都度次を想定したレベル上げをして臨んだので、無難に倒すことが出来た。

 次もボスをレベル4500と想定してレベル上げ、時間は掛かって準備期間のリミットに迫る9年と328日となったが万全を期した。


 12番目のミッションで龍の山に登る。手続きに変わりは無く、貰ったアイテムも特に変わりは無かった。

 登り始めて出て来た雑魚魔物も予想通り。大蛇、暴れ馬と、山を進んで来る度に徐々に強くなって来ていた様に、同じ程度に強くなっていた。

 ちょっと想定外だったのはエリアボスが強力だった事。レベル3000から250刻みで強くなっていた。6つ目でラスボスで想定したレベル4500に達した。


「ラスボスで想定していたレベルがエリアボスだったから、ラスボスはもっと強い筈だよね?このまま登ったら不味いんじゃないかな?」

ゆいの心配は、他のメンバーも理解し、

「じゃあ、一度下まで降りるとしますか。」

ウーが立ち上がると、皆んなそれに続いた。


 下山を始めて暫く歩くが、いつまで経っても6つ目のエリアから出られない。魔物を狩りながら登った時間の何倍も戦闘無しで歩いたが風景は変わらない。

「少し戻りましょうか?無かったとは思うけど、分かれ道とか見落としたかもしれないでしょ?」

メルクルの提案で少し登って見ることにした。


 数メートル登ると、ガラリと景色が変わり、これまでのパターンから想定すると、ラスボスエリアに入ったと思われる。直ぐに引き返したが、いくら歩いてもエリアが変わる事は無かった。


 ゆいは現状のレベルではラスボスの龍に勝ち目は無いと考えた。ここで負けると、ゆいは単独でエルフの森に戻り、アイテムバッグの中身は次の攻略に使える事は解っている。メンバーの武器や装備品を集めて次回に使えば、龍の山までラクに来れるし、これから闘えばラスボスのレベルも解るので、次はクリア出来るだろう。ただメンバーにどう伝えたら良いのだろう?どう切り出せば良いのか解らず、今のアイテムバッグだけでも十分に強いのでそのまま龍に挑む事にした。

「コレ預かって貰える?」

メンバー達が、それぞれ自分の武器や防具をゆいに差し出した。

「えっ?どうして?」

「解らないけど、そうするのが良いと思ったの。」

ディーンが自分でも不思議そうにしてニコリと笑った。

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