表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/23

夜の事情

 少しお喋りして灯りを消そうとすると、

「ねぇ、時々こっちのテントの音が不自然に聞こえなくなってたんだけど、何かあったの?」

寝袋のミンシルがイモムシの様に動いて、ゆいと鼻と鼻が付きそうな距離で問い詰めた。ゆいがフリーズしてしまうと、

「実は・・・」

ペコラが夜の事情を白状した。

「やっぱそうだったんだ!あたしも興味は有ったんだけど、恥ずいって言うか、勇気が無くてシタ事無いんだ、ペコラはどんな事するの?」

「黙秘します。」

ペコラの抵抗にミンシルは、

「そう言う情報を共有するのって、女の子の常識なんだからね!!」

口から出任せだが、誰も確認出来ない。

「・・・じゃあ、えっと・・・」

ペコラが具体的に解説、全員、薄暗い灯りでも解る位に赤面していた。


 解説と質疑応答を終えて灯りを消すと、荒い息使いと、堪えながらも漏れ出す声が、ペコラから聴こえ、桃も続いた。ミンシルも、ゴソゴソしていたけれど、上手くいって居ない様子だった、暫くすると年齢制限で観られなかった(筈の)映像で聴く艶っぽい声が盛大に溢れた。ソレを呼び水に、先の2人も我慢の堰を切って、『漏れ』から『溢れ』に増大。ゆいは聴こえ無いように結界を張ろうとしたが、中から外への音を遮る構成は普通に使っているが、逆は使った事が無かったので、術の構成を考えているうちに、音量が下がったのか、慣れて気にならなくなったのか、いつの間にか眠っていた様だ。


 翌朝、ゆいは若干寝不足気味で目を覚ますと、スッキリ目覚めたミンシルは元気一杯で、

「おはよ、ゆい!昨夜は全然楽しめ無かったんでしょ?あたしね、コツって言うか、ポイントを掴んだみたいなの!教えてあげるね!!」

「あ、有難う。でもソレより、結界で遮音する方法を教えるね!」

会話の流れを変えようとしたが、

「ゆいは結界を張ってたのね!ちょっとズルくない?」

「いや、張ってないし。元々シテないから!」

「そうなの?元の世界ではシテたんじゃない?中高生男子は週8が基本って言うでしょ?淋しくないの?」

皮付きウインナーと誂われ、コンプレックスと性欲が紙一重だったせいか実際、殆ど経験していなかったのだが、説明するのも面倒なので、

「まぁそうだけど・・・、取り敢えず後で結界教えるね、エルフの一般的な能力でマスター出来るから。」

「ええ、マスターね!フフッ!お礼にベーション教えてあげるね!」

「そ、そんなオヤジギャグ言うんだ、フフッ。」

「女の子の常識よ!」

またまた嘘だったが、気にせず朝食の支度を始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ