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6周したチュートリアル

「所でね、『チュートリアルが完了しました、お疲れ様でした。』の後ってどのくらい経って皆んながいた所に出たの?」

ゆいは自分の報告の前に尋ねた。

「一瞬だニャ!」

「「ボクも。」」

「私も。」

「あたしも!」

ゆいはホッとして、

「チュートリアル期間が10年過ぎた時から、『チュートリアル完了31人』ってなってたから、待たせてたんじゃ無いかって心配だったの!ソレなら安心ね。」

と、前置きし、10年のチュートリアルを6周した事を告げた。

「じゃあ、60年も?!」

ミンシルが天を仰いだ。

「いや、ラスボスに会ったら期間が残っていても1周おしまいなの、最初はほぼほぼ10年掛かったけど、6周目は1年ちょっとだったから、全部で36年位ね。」

「だから女の子の言葉使いも自然なんだ!」

桃が尊敬の眼差しを送るが、

「かも知れないけど、ずっとエルフ語だったのに不思議ね。」


 内容は桃・ペコラと同じ、ただ先に進んだのと繰り返したのが違うだけなので暴れ馬以降の魔物の事をザックリ話して済ませた。


ステータスの閲覧が出来るゆいは、

「皆んなで居る時に絡んで来た奴、生島(いくしま)だと思うんだけどね、レベル10だったよ、それぞれなんだね。」

「アイツ、チュートリアル期間1時間だって威張ってたから、期間とレベルって関係有るかもね。折角6人居るのに、4パターンしか解らないのって?ちょっと残念。」

ミンシルが唇を尖らせた。


 目ぼしい情報は無かったが、楽しくお喋りをして、夜が更けた。獣避けに焚き火はそのまま、獣人族が、害獣避けに使うハーブを一緒に燃やしてテントに入った。

 ゆいのテントには桃とペコラ。元の性別を考慮して部屋割りをしたが、元から女子の3人は特に気にしていない様子だった。


寝袋に入った桃が、

「ねぇ、ゆいちゃんちょっと良い?」

「ん?」

「あんね、チュートリアル期間でね、男の人にも会ったでしょ?その時ってさ?やっぱ異性って感じた?」

「そうね、会ってはいてもNPCだと思ったから、そんな疑問も起きなかったよ。ゲーム攻略ばっか考えてたから!」

「じゃあ、恋愛とかはしなかったの?36年間も!」

「そう言われると、そうね。桃は好きになった人とか居たの?」

「ううん、でも女性が恋愛対象じゃ無くなったかも。」

少し黙り込んだ後、

「あっちではね、委員長に憧れてたんだ、片想いってヤツ。見ただけでドキドキしたりしてね。でも今は一緒に居ても、すんごく普通で居られるんだ、説明出来ないけど、前とは違うんだ。」

ゆいが反応に詰まっているとペコラが、

「そんなの、独りでスル時、誰がオカズかで解るでしょ?今でも委員長でシテるの?」

ゆいは言葉になら、桃は、

「ソ、ソレって、○ナニー?」

「うん、勿論。ペコラはね、始めはあっちと同じ感覚で女の子でシテたんだけど、全然上手く行かないくてさ、『抱かれたい男』ランキングに居そうな人に変えたんだ。そうしたらちょっと楽しめてね、それから妄想のイケメンが登場してからは、そのカレでしかシテないよ。だからきっと、実際に恋愛するなら男性だろうな。」

会話についていけず、

「ソロソロ寝ようか?」

強制的に灯りを消した。


 少しすると、左側のペコラから艶っぽい声が漏れ、もう少しすると右からも聴こえて来たので、テントごと聴覚を遮蔽して、ゆいも試してみたが、快楽にはほど遠く寧ろ不快に分類出来る感覚だった。

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