表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

01 のこされし子供達 血の海に沈む愛:孤独



 真っ赤な血の海がある。


 他の色なんて存在しえない。


 赤すぎる、赤い赤い海。


 血の色だけでできたその海に、ハートが沈んでいく。


 愛情を込めた心が沈んでいく。


 それを見ている人影がいて、そのハートをなんとか助けようとするけれど。


 何もできない。


 人影は、眺める事しかできない。


 目の前の光景に、出来ることは無いと突きつけられた人影は、途方に暮れる。


 誰か助けてほしいと思い、辺りを見回しても、そこには誰もいない。


 人影は孤独で、一人だけ。


 どれだけ時間が過ぎても、一人だけ。


 やがてハートがすべて血の海に飲まれてしまっても、誰もいないまま。


 間に合わなくなって、その後に人影が生き続けなくてはいけないとしても、誰も現れない。


 そう思い知った人影は、心を壊してしまった。


 絶望が、孤独が、人影のハートも犠牲にしてしまった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ