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恋物語  作者: 黒崎月華
七色の恋物語
4/6

とりあえず

どうも久しぶりです。黒猫丸こと黒崎月華です。

私のもう一つの作品、『俺の異世界転生生活、開始!』もとい『オレテン』の方では黒猫丸と言っておりますが、この『恋物語』と書いて『ラブストーリ』では黒崎月華として活動していくことをここで記しておきます。本当は一か月くらい前に改名したんですけど、お知らせするのが遅れてしまいました!

これからよろしくお願いします!


 「それじゃ、先生から自己紹介を始めるか」

 クラスが落ち着いたころ合いを見計らって先生が立ち上がる。


 私は頭の中をぐるぐると駆け回っていた考えをいったん中断させ、先生の話に耳を傾ける。


 先生はごく普通の一般教師、というのが第一印象だ。身長はそこまで高い方ではないし、太っているわけでも痩せているわけでもない。短い黒髪をキープでセットし、穏やかな目をしている。


 「今日から一年間、このクラスの担任になった二宮和樹だ。よろしく。好きな食べ物はお酒で、嫌いな食べ物はアボカドだ」

 「先生!お酒は食べ物ではありませんよぉ?」

 「おっと!バレちゃったか」


 クラスにどっと笑いが起きる。

 私は正直驚いていた。なぜなら──


 「なに?アタシがああ言うのがそんなに不思議?」

 「いや、別に」


 先生のジョークに返したのが隣の松本茜だったからだ。正直、女子と一緒に話しているイメージしかなかったからあまりわからないが、どうやら先生とも仲良くなれるタイプらしい。


 「まぁ、私には関係ないか……」

 「それじゃあ、出席番号順に自己紹介していってもらおうかな」


 クラスの空気が少し緩和されたことでクラス内の関係も深まりやすい、と二宮先生は考えたのだろう。

 先生の呼びかけで、一番の子がその場で立ち上がる。坊主頭で身長も高い。野球部にでも入るのだろうか。


 「俺の名前は赤坂寛太です。好きなスポーツは野球で、高校で野球部に入ろうと思ってます。よろしくっス」


 クラス内でちらちらと少ない拍手が上がる。

 私も小さく拍手をするがおそらくあの子とは仲良くできないだろう。住む世界が違いすぎる。

 赤坂君が席に座り、後ろの席の子が立ち上がる。


 「ぁ、わ、私は、えっと、その……」

 「頑張れぇ」


 またしても松本茜が声をかける。

 その言葉に勇気をもらったのか、その子は松本に向かって小さくうなずくと、


 「私の、な、名前は伊藤皐、です。えっと、好きなことは絵を描くことなので、高校では、び、美術部に入部しようと思っています。えっと、その、こ、これからよろしくお願いします。」


 赤坂君同様、クラス内でちらほらと拍手が起こる。


 その後も同じような感じで進行していく。松本茜の時は何故か一番クラスの雰囲気が明るかったような気がする。

 そして、私の番になり、周りと同じように済ませ、普通に自己紹介は終わる。


 そのままLHRとなり、担任となった二宮先生から明日の予定や今後の行事などについて説明され、解散に至った。



この『恋物語』ですが、今のところどこまで続くかは未定です。構成としてはシリーズで、少し書き方を独特にしようと思っているので頑張ってついてきてほしいです!(笑)

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